京都高低差崖会

京都高低差崖会は京都の凸凹地形を探索しています。平地ではいられなかった、高低差が生まれてしまった、京都ならではの「まちの物語」「土地の記憶」を読み解いていきます!

【TV出演】4/3(金)NHKBSプレミアム 絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城「大坂城」に出演します!

ウメバヤシ chang_umeです。いよいよ明日4/3(金)NHKBSプレミアム 絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城「大坂城」が放映されます。

今回の大坂城特集では、僕も「高低差」の視点から興味深いテーマ出演予定です!どんな興味深いテーマなのか!?

すこしだけヒントをお伝えすると…

  1. 大阪上町台地
  2. 豊臣大坂城
  3. 秀吉の天守(天主)

どうですか?面白そうでしょう!?

  • 番組名:絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城「大坂城」
  • 放送局:NHKBSプレミアム
  • 日時:2020年4月3日(金)夜10時00分~11時00分

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大坂城と「上町台地」の関係(カシミール3Dで地図制作)

さらに番組ロケから、秘蔵のスナップ写真も…

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視線の先に何が見えるのか!?

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そびえたつ謎の高低差!

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この水辺の風景が、大坂城とどんな関係が!?

日本のTV番組史上、最高の大坂城をお届けできたらと思っています。「よくぞここまで…!」と大坂城にこだわりぬいた、制作陣の熱意・誠意・仁義にぜひご期待いただけたらと思います。

それではみなさん、入魂の大坂城特集をお楽しみください!(梅林)

12/18、NHK新企画『歴史探偵』に出演します!:あの「本能寺の変」を現場検証!?

いよいよ今週12/18(水)、NHKが満を持して大型新企画『歴史探偵』をスタートします。これまでの『歴史秘話ヒストリア』の時間帯からお送りする、まったく新たな形式の歴史番組です!

NHK[総合]2019年12月18日(水)、午後10:30スタート。

ぼくもしっかり出演します。ぜひ見てくださいね!

12月18日(水)、歴史的事件に探偵が挑む新感覚の歴史番組「歴史探偵」を放送します!
テーマは、誰もが知っている歴史上の大事件「本能寺の変」

  1. 事件が起きた現場に徹底的にこだわり、現場検証や遺留品の捜査に全力を注ぐ“現場探偵”
  2. 史料や調査から得た情報をデータ化し、歴史に新たな光をあてる“データ探偵”
  3. 実験やシミュレーションで、真実に迫る“科学探偵”

多角的なアプローチで事件の真相に迫ります。

(NHK公式番組サイトから)

「本能寺の変」を現場検証してみた!

今回の番組で、ぼくの立場からは「高低差」「凸凹地形」の目線にて、本能寺の変をいわば現場検証してみました。

  1. そもそも事件当時、本能寺はどんな場所にあったのか?
  2. 当時の本能寺は、どんな「地形」に立地していたのか?
  3. そして本能寺の変当時、京都のまちはどんな姿・形だったのか?
  4. 最後に、本能寺は事件当時の京都にとって「何」だったのか

これはかなりの意欲的テーマと思いませんか!?

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信長当時の「本能寺」:等高線50cm配置、等高線1m単位に塗り分け(カシミール3D使用)

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本能寺の変では、この「高低差」が重要かも!?番組必見です!

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織田信長墓(現在の本能寺)

歴史に名高い本能寺の変について、これまでにない画期的な解釈をお届けできたらと思っています。「なるほど!」「それは知らなかった!」という情報だらけの内容に太鼓判です!

ぜひ・かならず見てくださいね!(梅林)

11/6(水)NHK「歴史秘話ヒストリア」に出演します!

秋が深まってきましたね。梅林 @chang_ume です。明日夜の11/6(水)、NHKの人気番組「歴史秘話ヒストリア」に出演します!今回は「秋だ!戦国の旅へGO」がテーマとなります。

今回は、番組案内役・渡邊佐和子アナウンサーと一緒に、秋の京都を一日かけてじっくり歩き回りました。中身は…ここでいよいよ「豊臣秀吉」です!

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「直線を見たら、秀吉と思え!」とはNHKブラタモリの名文句ですが、今回は京都の街並みを舞台に、秀吉の巨大な足跡を追いました。

※ ちなみに、渡邊アナをはじめ番組スタッフのみなさんと、昼ご飯は千本丸太町でラーメンを食べました。いい思い出です。渡邊アナはそして本格派歴史ファンの顔も…さすがでしたね!

京都ロケもすっごく楽しかったです。その現場の空気もぜひお感じいただけたらうれしいです。それではみなさん、ぜひ見てね!

2019年もNHKブラタモリは京都で!:7/13(土)「京都・西陣編」に出演しました

梅林@chang_umeです。本日放映のNHKブラタモリ。「京都・西陣~織物の町・西陣はどうできた?~」はいかがでしたか。

今回僕の立場からは、西陣を〈伝統〉のイメージで発信しがちな傾向に対して、新たな時代・近世に勃興した「ニュータウン」としての地域形成史を語りました。

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タモリさんと「礎石」を愛でるひととき(「小川」旧河道の百々橋跡にて)

出演後の今の気持ち

「京都は昔から~」「ずっと変わらぬ~」「平安京以来の~」といったファンタジーあふれる観光言説、もっといえば本質主義的な言葉に対して、いかにリアリティを再び積み上げていくか。

「歴史都市」京都を語る言葉は、じつは案外「非歴史的」あるいは「超歴史的」な中身となってしまいました。地域の生活史を語る言葉が、今の京都だからこそ求められている気がしませんか。

そしてブラタモリという番組の価値は、観光やマーケットに消費・搾取されない京都像の発信にあるのかなとも感じるところです。

ブラタモリをご覧のみなさん。歩き方自体に興味が湧くような、そんな日々を一緒に過ごしましょう!

フロンティアとしての「西陣」を発見する

今回特集した「西陣」地域。番組でお伝えしたように、地域形成は応仁・文明の乱よりもさらに後、江戸時代に入ってから本格的に進みました。

逆にいえば中世までは、今の西陣に相当する範囲は都の北の果て。人ならざる存在たちの領域だったかもしれません。「異界」に向けた境界としての西陣ですね。

そこには死者、あるいは神仏が出入りするような、この世・あの世の境界線としてのイメージも生まれていきました。タモリさん・林田さんと今回歩いた船岡山の一帯がまさしくそんな性格です。

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『5万分の1地質図幅』に「平安京」と「西陣」の範囲をオーバレイ

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異界の「境界」としての西陣・船岡山

そして西陣が織物業で栄えた江戸時代。境界領域としての西陣イメージは、意外にも一層具体的となっていた模様です。

西陣から北部の郊外へとつながる千本通(鷹ヶ峰街道)沿いには、あの世の入口を担当する閻魔大王が鎮座する千本ゑんま堂十二坊と呼ばれる独特な宗教空間、そして火葬場が位置していたのです。機織りの音が鳴り止まぬ街には、死者を送る葬列が頻繁に見られたことでしょう。

このあたりがまさに、〈伝統〉や〈観光〉という視点からは見えない地域の実態でしょうか。西陣の空間座標はとても興味深いと思います。

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『都名所図会』1780(安永9)年が描く「西陣」北部の様子(原図を着色):「千本ゑんま堂」「十二坊」「船岡山」といった境界記号が居並んでいます。

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『改正京町絵図細見大成』1831(天保2)年から西陣を見る。船岡山の南麓一帯が市街地化しています。そこから突き出すように、「十二坊」が位置する。

「西陣」を歩きましょう!

番組で歩いた西陣をもう一度歩きましょう。

道ばたに佇むもの全てが、西陣の歴史を物語るはずです。西陣は京都にとってどんな地域だったのか。どんな歴史がそこには積み重なっていたのか。

番組をご覧になった人、西陣を丁寧に歩いてみたい人、そして京都を再発見したい人。

お待ちしています!

  1. 船岡山編:「異界」への境界領域としての西陣。京都北部のフロンティア開発史です。
  2. 西陣編:応仁・文明の乱の西軍本陣「西陣」を突き止めよう。中世から近世の激動期、京都北部はどんなまちづくりが進んだのか。

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たとえば西陣・船岡山を、こんな風に歩いてみようかと思います。

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今回も「まいまい京都」などで西陣ツアー開催です。

www.maimai-kyoto.jp

大型新企画「グラマニア」が始動:プライベートツアーで「明治150年」の京都を巡ろう!

2018年度の初回を飾る、ブラタモリ新京都編はいかがだったでしょうか。

新アナウンサー林田理沙さんを迎えた「#101 京都・銀閣寺編」「#102 京都・東山編」の新展開。さらに今回の番組二本に至るまで、「嵐山編」「伏見編」「祇園編」と僕が過去出演した回限定の再放送シリーズも盛り上がりましたね。

渾身の新企画「グラマニア」がスタートです!

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さてブラタモリ新京都編の興奮もまだ冷めやらぬなか、いよいよ待望の新企画がスタートします。その名もグラマニア!!

今回、京都駅前にそびえたつ「ホテルグランヴィア京都」とのコラボ企画、僕自身のとっておきの場所から京都をガイドするツアーが立ち上がりました。「グランヴィア・マニアッククラブ」略して「グラマニア」です!

共同通信でもニュース配信されました!

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